UbuntuにPythonをインストールする
Ubuntuには、デフォルトでPythonがインストールされています。
Python 2系はpythonコマンド、Python 3系はpython3コマンドです。
$ python --version Python 2.7.10 $ python3 --version Python 3.4.3+
手っ取り早くPythonプログラミングを始めたい場合は、これで十分です。
実際のところ、市販の解説書で勉強するとなると、Pythonのバージョンアップに出版が追いつくことはないので、最新バージョンより古いものを使って説明することになります。
もし最新バージョンを使いたいのであれば、ソースインストールしてください。
UbuntuにPythonをソースインストールする
以下、Python 3系のインストール方法を説明しますが、Python 2系でもダウンロードするファイルが違うだけで、基本的な作業内容は同じです。
Python公式サイトより、.tgzファイルの最新版をダウンロードします。
この記事の執筆時点では、Python-3.5.1.tgz/Python-2.7.11.tgzが最新バージョンでした。
ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリに置いて、以下のコマンドを入力します。
$ sudo apt-get -y install libreadline6-dev ※対話モードで履歴機能を使うのに必要です。$ sudo apt-get -y install libssl-dev libreadline6-dev tk-dev $ tar xvzf Python-3.5.1.tgz $ cd Python-3.5.1 $ ./configure $ make $ sudo make install
※コンフィギュアの際、--with-bz2オプションを付けないと、Node.jsのインストールでエラーになります。
/usr/local/bin/python3というコマンドが使えるようになります。
$ which python3 $ /usr/local/bin/python3
※Python 2系のときは、/usr/local/bin/pythonコマンドになります。
$ which python $ /usr/local/bin/python