何はなくともインストール

日本海沿岸部のLinuxショップでアルバイトをすることになった太郎は、Redisを調査するため、お店のパソコンにこっそりとRedisをインストールした。

ソースファイル取得 & 解凍

「カタカタカタ・・・」
華麗な二本指打法でコマンドを打ち込む太郎。

RDB信者の店長に見つからないように、ソースファイルを取得し解凍する。

$ wget http://download.redis.io/releases/redis-3.2.0.tar.gz
※最新バージョンはこちらで調べる。
$ tar xvzf redis-3.2.0
$ cd redis-3.2.0

Makefileの書き換え

このままコンパイルとインストールしてもいいのだが、そうすると、デフォルトディレクトリ(/usr/local)にインストールされてしまい、店長に見つかってしまう恐れがある。

そこで、太郎はMakefileを書き換え、自分のユーザーディレクトリ配下にRedisがインストールされるようにした。

src/Makefileを開き、25行目付近のPREFIX?の値を書き換える。

PREFIX?=/usr/local → PREFIX?=/home/taro/usr/local

コンパイル & インストール

ファイルを保存したら、makeコマンドを打ち込んでコンパイルする。

$ make

OSによっては、makeコマンドではエラーが出るかもしれない。
そんなときは、gmakeコマンドを使うとうまくいく場合がある。

以前、太郎が使っていた、さくらインターネットの共用サーバーでは、OSがFreeBSDであることが原因なのか、makeではダメでgmakeを打ち込んだ。

コンパイルが成功したら、インストール。

$ make install

これで、~/usr/local/binの下にRedis関連のコマンドがインストールされる。

Redisの起動

ちゃんとインストールされたか、Redisサーバーを動かして確認する。

$ ~/usr/local/bin/redis-server

ケーキのアスキーアートが表示されれば、成功だ。

redis_server_start

楽々コマンド入力

毎回ゝ、~/usr/local/bin/コマンド名と入力するのは面倒だ。
こんな長いコマンドを打ち込んでいては店長に怪しまれて、せっかくインストールしたRedisが消されてしまうかもしれない。
コマンド入力はできるだけ少ない文字でやるのが、住み込みアルバイターの鉄則だ。

~/.bashrcを開き、以下の行を追加する。

export PATH=$HOME/usr/local/bin:$PATH

そして、ログインしなおせば環境変数PATHに設定が反映されて、

$ redis-server

と入力するだけで、Redisが立ち上がる。

「おい、何をやってるんだ?」

店の奥で店長の声がした。

「な、なんでもありません」

太郎は急いでLinuxからログアウトして、カゴの中のマウスを陳列棚に並べた。

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